2020年1月23日、欅坂46の鈴本美愉さんがグループの卒業を発表されました。
ぼくはこの発表に彼女の責任感の強さを感じました。
その卒業理由については自身のブログでこのように話されています。
心と身体がだんだん追いつかなくなり、パフォーマンスに熱が入りきらず、その気持ちを無視する事が出来ませんでした。
中途半端な気持ちでパフォーマンスをすることが許せなかったです。
引用:鈴本美愉公式ブログ
この「中途半端な気持ち」というところから、特にそういった責任感というものを感じました。
アイドルとはどういうものなのか。
曲を伝えるとはどういうものなのか。
そういったことに真摯に向き合った結果、今の自分ではそれをしっかりと伝えることができない。
伝えようとすればするほど、伝えたいと思えば思うほど、その理想とのギャップにしんどくなり、体力的にも限界を迎えてしまったのでしょう。
逆にいうと、『精神的にも体力的にも限界を迎えてしまうほどまで頑張った』と捉えることができるのではないでしょうか。
ぼくはそんな彼女にまずは「お疲れ様」という声をかけてあげたいです。
正直ぼくはめちゃくちゃ熱狂的な欅坂ファンというわけではありません。
ファンでもアンチでもない、一般人です。
そんなぼくでも、鈴本美愉さんのことは知っていました。
ぼくが鈴本美愉さんのことを知ったきっかけは2018年のMステスーパーライブです。
怪我でこの日の出演を見送った平手友梨奈さんの代わりにセンターを務めた、あのときです。
欅坂46=平手友梨奈さんと言われがちですが、この時に(すごい、こんな子もいるのか!)と思ったのをはっきりと覚えています。
絶対的エースの代役。。このときも、相当なプレッシャーを感じていたでしょう。
それでも彼女はやりきって、しかも世間からそのパフォーマンスは絶賛されました。
また、この日から約1年前の2017年の紅白歌合戦では「不協和音」のパフォーマンス後に過呼吸で倒れています。。
とてもハードなスケジュールの中本番を迎え、しかも激しいダンス。
紅白という大舞台でのプレッッシャーもとてつもないものがあったでしょう。
それでもぶっ倒れるまでやりきりました。
もう本当に、お疲れ様です。
この一言につきます。
これら全力のパフォーマンスに心を動かされた人はどれだけいるでしょうか。
今回の発表でも
メンバーにもスタッフさんにもファンの皆様にも申し訳ない気持ち
罪悪感でいっぱい
アイドルとして足りないことが多すぎて
引用:鈴本美愉公式ブログ
という言葉を使われていますが、全然そんなことないのにな。と思います。
そんな彼女の今回の卒業という決断は、個人的には英断だと思います。
「活動休止」ではなく「卒業」というのも、良かったと思います。
「活動休止」だと本当の意味で休まらないと思うんです。
どうしても「復帰」というものがチラつくからです。
「活動休止」にしてしまうと「復帰」のプレッシャーが襲ってきて、今回の彼女の場合はあまり意味をなしません。
だから「卒業」という形で、一度区切りをつけて、また新たに走り出したくなったらそれでいいと思います。
その時には充電も完了して、自分の思うように、心の底から、思いっきり駆け抜けてほしいと思います。
鈴本美愉の今後の活動は?欅坂46卒業後に引退の可能性はある?
今後の活動については、アーティストとして音楽活動をするのか、女優として演技の道に進むのか、ダンサーになるのか、ファッションモデルになるのか、それともまた別の表現者になるのか…
何をするのかは現時点では発表がないため分かりませんが、何者にでもなれると思います。
でもとりあえずは充電期間かなと思います。
「引退」というものに関しても、可能性はゼロではないでしょう。
ですが、彼女も公式ブログで、
今後については落ち着いてゆっくり考えていこうと思っています。
どこかでまたお会いできたら嬉しいな、なんて
引用:鈴本美愉公式ブログ
と書かれています。
もしかすると、また新たにパワーアップしてぼくたちの前に現れてくれるかもしれませんね!
どちらにせよそんな鈴本美愉さんに、心からエールを送りたいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました!